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積立投資の特徴4:シーソの関係
これまで、積立投資の「下落のメリット」と「順調に上昇をしてもOK」という点を説明しました。
それでは、積立投資は、投資する商品の価格は上がるのと下がるのはどちらがいいのでしょう?
クイズ1.下がった場合
これは架空の商品の値動きの推移です。
100円からスタートして、20年間の値動きになります。
商品名等は特にありません。
赤・青・水色・紫・緑・黄色と、色で考えてください。
これらの商品に、毎年10,000円ずつ積立投資をしたとします。
(通常、積み立て投資は毎月投資を行っていきますが、ここでは積立投資の特徴を解説するのが目的なので、簡易的に毎年10,000円ずつ積み立てることとします。)
期間は20年間ですので、投資金額の累計は200,000円です。
これらの商品に、毎年1万円の積立投資をした場合、一番利益が出るのはどの商品でしょうか?
普通なら、価格が上昇している赤色や、青色と思われるかもしれません。商品の成績が良ければ、投資の成績も良くなると考えるのは普通です。
しかし、正解は次の図の様になりました。
最も商品の成績が悪かった黄色が1位、商品の成績が2番目に悪かった緑色が2位でした。
商品の成績が悪い2つが、投資の成績では1位、2位になりました。
なぜ、こうなったのでしょう?
その理由は、積立投資の公式:投資の成績=量×価格で考えれば解ります。
黄色や緑色は、下落期間が長かったので、多くの「量」を買うことができました。

積立投資の場合、一括投資と異なり、値下がりは一概に悪いことではありません。
特に、序盤・中盤の下落は「量」を買い込むチャンスになるからです。(終盤の下落は注意が必要です。それについては、別のページで詳しく解説します。)
積立投資をする時は「仕入れ業者」のイメージを持とう

積立投資をする時は、仕入れ業者になるイメージを持ちましょう。
仮にあなたがピザ屋をするとしたら、ピザに乗せるチーズ価格が下がった方が嬉しいのではないでしょうか?
チーズの価格が下がれば、少ない金額で多くの「量」を購入することができます。
逆に、チーズの価格が上がって喜ぶピザ屋はいないでしょう。
積立投資の場合、商品の「価格」が下がれば多くの「量」が買えます。
積立投資で、序盤・中盤での値下がりは悪いことではなく、むしろ「量」を買うチャンスと捉えていいのです。
「量」を多く買い込めば、終盤に価格が上昇した時に、レバレッジ効果で、資産を一気に増やす可能性が期待できるからです。

クイズ2:上がった場合

次に、積立投資で商品の価格が上昇するとどうなるでしょう?
先ほどと同じグラフを使います。
赤色や青色は比較的堅調に上昇しています。この2つの成績は次の通りです。
商品の成績(価格)で1位の赤色は、投資の成績は3位でした。
商品の成績(価格)で2位の青色は、投資の成績で4位でした。
黄色と緑色には負けていますが、どちらもそれなりに利益は出ています。
前回の「値上がり効果」でも説明しましたが、積立投資の場合、商品の価格が順調に上がるのは決して悪いことではないのです。
積立投資では、商品の「価格」が上がると、毎月の購入できる「量」は減っていきます。

しかし、毎月の買える「量」が減ったとしても、それを評価する「価格」が上昇すれば、きちんと利益が出ます。
つまり、積立投資で順調に上昇するのはもちろんOKなのです。
クイズ3:積立投資は上がるのと、下がるのはどちらがいい?
積立投資は、順調に下がるのと、順調に上がるのはどちらがいいでしょうか?
クイズ1では、値下がりのメリットを説明しました。
クイズ2では値上がりのメリットを説明しました。
果たして、上昇と下落はどちらがよいのでしょう?
正解は、「上がっても下がっても、どちらでもよい」です。
積立投資の場合、下がったら「量」が買えるので、少し上昇したら利益が出やすくなります。
上がったら、買える「量」は減ってしまいますが、最後に評価する「価格」も上昇するので、利益が出やすくなります。
積立投資では「量」と「価格」はシーソーの関係

積立投資において、「量」と「価格」はシーソーの関係です。
商品の価格が上がっていくと買える「量」は減っていきます。
一方、商品の「価格」が下がると買える「量」が増えるのです。

「量」を増やす戦略と、「価格」を上げる戦略は、どちらが優れているというものでもありません。
大切な事は「投資の成績」を増やすことです。
商品の「価格」を高めたり、購入できる「量」を増やすことが目的ではありません。
ですから、双方をバランスよく増やしてもいいのです。
あくまで目標は、「量」×「価格」の結果を最大化することです。
「商品の成績(価格)」と「投資の成績」は別モノ

コラムで、10年で直線的に100倍になる商品に積立投資をするケースを解説しました。
商品の価格は100倍になっても、投資の成績は5倍にしかなりませんでした。
10年で100倍になった商品の年率リターンは約58%です。
実際にあったら、ものすごい優秀なファンドです。
しかし、年率58%の商品に積立投資をしても、投資したお金は58%ずつ増えて行く訳ではありません。
「年率●%」で運用されるファンドに積立投資をしても、年率●%で資産が増えていく訳ではないので注意しましょう。
積立投資では、商品の成績と投資の成績は別物なのです。
原則:大切なのは中長期的に成長する資産に積み立てること

積立投資で重要なのは、グラフの様に、終盤に向けて「ふわっと」上昇していることです。
途中はどんなに値下がりしていても構いません。
それは「量」を買い込むチャンスになるからです。
積立投資で一番大切なことは、中長期的に成長が期待できる(と自分が信じることができる)資産に積み立てることです。
途中の値動きはあまり気にしないでいいのです。
もちろん、途中で「価格」が0円になってはいけないので、個別株式に積み立てることはあまりオススメしません。
個別株式の場合、倒産するリスクがあるからです。
今、業績が良い企業でも20年後・30年後もそれが持続してるかどうかは不明です。
投資信託の様なツールを使えば、随時中の入れ替えが出来ますし、市場全体に投資する方法をとれば価格が0円になることはありません。
中長期に成長が期待できる資産として、王道は「世界の株式」です。
世界経済全体の成長の恩恵を享受できる世界株式を軸にして、一部は債券や他の資産に分散投資しながら積み立てれば良いでしょう。
この鉄則さえ外さなければ、あとの細かい値動きなどはあまり気にせず、淡々と続ければいいのです。
(ただし、「量」が積み上がる終盤については注意も必要です。その点については別ページで説明します。)
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これまで金融業界は「平均買付単価」ばかりで、「シーソーの関係」を全く説明してこなかった

まだほとんどの日本人は、積立投資の「シーソーの関係」を知りません。
理由は、これまで金融機関・金融業界・有識者と呼ばれる人達は、積立投資の「シーソーの関係」を一切説明して来なかったからです。
こちらのページで解説した通り、「平均買付単価」ばかりを用いてきました。
プロと呼ばれる人でも、シーソーの関係を理解してないのです。
「平均買付単価」では、積立投資の重要な特徴「シーソーの関係」を説明できません。
積立投資の場合、一括投資と異なり、そこまで商品の成績にこだわる必要はありません。
中長期的に成長していればOKです。
平均買付単価の説明は、金融業界が説明した気になっただけの顧客本位でない説明です。
平均買付単価の説明は、「百害あって一利無し」です。
いますぐ辞めましょう!
多くの人は積立投資を「誤解」しているから教えてあげよう!

まだほとんどの日本人は、積立投資を「誤解」しています。
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