星野泰平ドルコスト研究物語

2009年に世界的に株価が暴落し、サラリーマンとして勤務していた小さな証券会社が倒産しました。27歳の時でした。

ただ勤務していただけでなく、親類などに借り入れして出資していました。個人で2位の株主でした。

しかし、会社の経営がどんどん悪化し、倒産が決まり、借金だけが残る状況が現実的になった頃、私は自分の想いが溢れすぎて、積立投資の特徴を伝える原稿を書きました。(それがのちに、「半値になっても儲かるつみたて投資」の原稿のベースになりました。)

それとは別に、Wordで50枚ほどに「何の為に積立投資を伝えたいか」「自分がどの様に積立投資を研究してきたか」を書きました。(この部分は「半値になっても儲かるつみたて投資」の第9・10章になりました。)

大げさかも知れませんが、遺書を書くつもりで書きました。

本当に死ぬという事ではありませんが、もう現実的にドルコストの研究は続けられないと思ったからです。

金融商品をうるわけでもなく、全然お金になりませんし、自分も生きていく為に仕事を探さないと行けないからです。

一区切りにしようという事で、ドルコストについての遺書のつもりで書きました。

金融業界はMBAや外資系金融機関勤務などのキャリアや、証券アナリスト、CFP、MDRTなどの資格が重視されます。

私は特筆するようなキャリア・学歴・資格・実績もありませんでしたが、せめて自分が研究してきたモノを残そうというつもりで書きました。

それを都知事や、有名な経済ジャーナリスト、新聞記者、経済の本を書いてる著者などに、手当たり次第にメールで送りまくりました。

有名な投資ブログにも、「読んでください!」とコメントし続けました。

無我夢中で、発信し続けました。

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あれから10年経ちました。

まさか今の様にドルコスト平均法協会ができ、2500名を超える仲間・同志がいるとは想像もしてませんでした。

ドルコスト平均法の研究は、言葉が悪いかも知れませんが公園の便所掃除の様なつもりで取り組んでました。

(トイレ清掃の方には不愉快な気持ちを与えるかもしれません。ただ、多くの人が進んで好んで選ばないと思うので、わかりやすい表現として、あえて書きました。要するに誰もしたがらない事の例えです。)

2006年にドルコスト平均法=積立投資と出会い、約15年が経過しました。

この辺で1度、自分自身の整理も兼ねて、これまでのドルコスト物語をお話しします。

私のドルコスト物語は、大きく3部に分かれます。

第1部は、ドルコスト平均法の研究期です。

証券会社時代、営業しながらドルコスト平均法を研究し、星野式ドルコスト説明法の「投資の成績=量×価格」の基礎を生み出した時期です。

借金をして出資した会社が、サブプライムショック・リーマンショックの影響で業績が大幅に悪化する中、「本当にお客様が喜んでくれるものは何か?」を探り、ドルコスト平均法の研究に没頭した時期です。

第2部は、ドルコスト平均法の発信期です。

勤務していた会社が倒産し、独立しました。

そして「半値になっても」本を出し、その翌年「積立投資のすべて」を出しました。

本を書いても、印税は微々たるものです。

お金がない中、どうやって生きていくか。

サラリーマン時代に研究している時とは全く違う苦しみを味わいました。

現実的に、ドルコストの特徴を伝えるだけで稼ぐ事の難しさと直面しました。

矛盾するように聞こえるかも知れませんが、「積立投資の星野」というイメージが着くのが非常に怖く、避けました。

そのイメージがついてしまうと、お金にならないからです。

収入は基本的に講演がメインで、いつ仕事が入るかわからない不安定で苦しい時期でした。

第3部は、ドルコスト平均法協会期です。

2014年にNISAが始まって以降、少しずつですが、社会の流れの変化を感じました。

積立投資の注目度が少しずつですが上がり始めたのです。

「半値になっても儲かるつみたて投資」を出した2010年頃は、金融業界関係者にも「は?積立投資?」みたいなアウェーな感じで見られることが多かったのですが、少しずつですが変化を感じました。

「これは行けるかも知れない!」と直感を信じて、2015年秋にドルコスト平均法協会を立ち上げました。

そこから、少しずつですが仲間が増え、2020年末に2500名を超えました。

まだまだドルコスト社会の実現には数が圧倒的に足りません。

まずは1万名を目指して、質と志の高いドルコスト仲間を増やしましょう。

ドルコスト社会実現に向けて、まだまだ物語は続きますが、一度これまでの経緯をこの辺で整理してお話しします。

ドルコスト社会の実現に向けて、下落をチャンスにして、お客様にドルコストを伝えましょう!

【物語】星野泰平ドルコストストーリー目次

【イントロ】星野泰平のドルコストストーリーを話します

【 1話】Kさんとの出会い

【2話】ベンチャーの証券会社でアルバイトする事に

【3話】課題図書との格闘

【4話】ニスコでのアルバイトがスタート

【5話】三菱証券時代、月6万円生活になった理由とは?

【6話】ニスコに入社。借金して自社株投資して個人2番目の株主になる

【7話】毎月3万円の極貧もやしLife

【8話】創業来9年赤字のニスコに入社。赤字慣れした状況に違和感を覚える・・・

【9話】少しずつ先輩社員との溝が深まる・・・

【10話】会社から与えられた仕事をボイコットする

【11話】社会福祉法人業界の規制緩和を知る!積立投資のお客様から業界のキーマンをご紹介いただく!

【12話】小室先生と新神戸の事務所で面談。「積立投資」の力で一気にプロジェクトが立ち上がる

【13話】全国3000の社会福祉法人に一斉アンケートした結果!

【14話】全国で勉強会を開催!本格的に社福プロジェクトがスタートした結果!

【15話】小室先生からも強力な援護射撃!案件も次々と増えるが新たな問題が!

【16話】社内で協力が得られず四面楚歌な状態に・・・。そして大事件が発生!

【17話】サブプライムショックで相場が大暴落!販売もピタっと止まり赤字に転落!

【18話】取締役・社長に退陣要求!社内で完全に孤立状態に。。。

【19話】人事評価で屈辱的な出来事。退社を決めるが、Kさんの一言でふっきれる

【20話】佐賀の老夫婦が月2万円の「つみたて投資」申し込み。そして気づいた重要な事とは?

【21話】「つみたて投資」に立ちはだかる大きな壁とは?そして私が得た●●の視点

【22話】冷静になってはいけない「つみたて投資」研究生活とは?